「海外生活経験ゼロからカナダでソフトウェアエンジニアになった話〜英語勉強&就活対策〜」を読んだ

@nappan23 さんの「海外生活経験ゼロからカナダでソフトウェアエンジニアになった話〜英語勉強&就活対策〜」を読みました。

この同人誌は、nappan23さんがカナダでソフトウェアエンジニアになるまでに、どういう取り組みをしてきたのか、という話が書かれています。

目次を見るだけでも、思った以上に真面目に数々のオプションを比較して、それらについて考察をされていて、気合が入っています。(技術書典のサイトには目次ないのね)

もちろん、(本文中での注意書きがあるように)ビザの情報やジョブマーケットは水物で、最近ではカレッジに対するビザ回りを厳しくしようというカナダ政府の動きもありますし、高金利が続く中北米のTech業界はlayoffが続き、職を得るのが難しい状況になっています。

そんな中でも、この同人誌に書かれた文章からは、どういったマインドセットがいいんだろう、どういう要素が重要なんだろう、ということに示唆を与えてくれていると感じました。

特に、以下の文がとても強いメッセージを伝えてくれていると思います。

ほんの少しだけ英語ができて、コミュニティの力を借りたおかげで海外就職ができた。英語と人脈とビザと運を味方につけられれば、相応の準備をすれば、海外就職は「一握りのすごい人だけ」ができるものではない

常々、英語は最低限の文法知識とかがあれば、あとはガッツで補えると思っているのですが、どうやって英語学習を続けるか、が一つの鍵なんだよなあと改めて感じました。 そして、一番の支えとしては、自分が所属する技術コミュニティがあること、ここが大きかったんだろうなというのを強く思いました。

あと、海外移住をするために必要なのは割と勢いが大事だと思っていて、やっぱりそうなんだなと再確認させていただきました。

自分自身も、カナダに移って文化の違いを感じ、馴染む部分も大きいなと思いながら生活をしています。

London Tech Talkでも(たしかこの回で)話題に上っていましたが、憧れドリブンでえいやっと進めるのが大事な局面も大いにあると思っていて、そういう勢いを大事にしていきたいなと思いました。

この同人誌は、海外で働くことに興味がある人にとって、本文中では女性やノンバイナリへのメッセージがありましたが、それ以外の多くの人にも得るものがあるのではないかと思います。

Aki Ariga
Aki Ariga
Principal Software Engineer

Interested in Machine Learning, ML Ops, and Data driven business. If you like my blog post, I’m glad if you can buy me a tea 😉

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